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日本史論述のアウトライン

論述問題の重要性


日本史で二次試験を受ける場合、最も重要となるのが論述問題である。
例えば東京大学の二次試験は古代・中世・近代・近現代からそれぞれ一問ずつの論述問題が出されるのみだし、一橋大学でも論述問題が3題出されるだけだ。論述問題が出来なかったらそもそも点数を取ることは不可能になってしまう。
私立大学でも論述の問題は出されるし、配点も高い。

そのうえ、論述問題は、日本史の知識を覚えるだけでは対応できない。単純な知識問題とは異なる対策をしなければならない。
まず、知識問題では、ただ出された問題に対する答えを覚えていればいい一方、論述問題では問題文や資料から要求された答えのヒントを読み取り、自分の知識と合わせて問題の要求通りの答えを作らねばならない。
また、そもそも論述問題では私大で聞かれるような細かい知識問題が出されることはほとんどない。
大事なのは、歴史の流れであり、事柄の持つ歴史的意義なのだ。豊臣秀吉の行った太閤検地を例にとると「太閤検地」は一つの事柄であるが、一地一作人の原則を定めたことで中世の複雑な土地領有関係が整理されて荘園が完全に崩壊させるとともに、石高制がとられたことで兵農分離や大名知行制に大きな役割を果たし、近世社会の基盤をつくったという歴史的意義がある。


論述対策


論述の出し方は各大学さまざまなので、基本的には過去問等に当たって出題傾向に合った参考書を選ぶべきであるが、広くお勧めできる論述対策の導入がある。
『"考える"日本史論述 「覚える」から「理解する」へ』(以下『考える日本史論述』)だ。

“考える”日本史論述―「覚える」から「理解する」へ (河合塾SERIES)“考える”日本史論述―「覚える」から「理解する」へ (河合塾SERIES)
石川 晶康 桑山 弘 溝田 正弘 神原 一郎

河合出版 2009-12
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この問題集の優れた点は、「日本史論述へのアプローチ」と書かれたチャプター1で論述問題を学習する上で理解しておくべきこと――何が求めれているのか、問題の要求を読み取るとは具体的にどうすることなのか、問題にはどんなタイプが存在するのか、問題文からどうやってヒントを得るか(あるいは罠に引っかからないためにはどうすべきか)が詳しく書かれているところである。
まずは、このチャプター1を熟読して欲しい。

なお、チャプター2からは実際の例題を使った問題演習になっている。
問題数は論述問題集としては46と少ないが非常に解説の中身が濃いので参考にできる点は多いので、一問一問を丁寧に扱って欲しい。
また、チャプター3では予想・添削問題がついており郵送すれば実際の添削を受けられる。800円程度費用はかかるが是非利用しよう。


使い方


まず、論述問題に入る前提として通史の知識を完成させておく。通史の知識がゼロの状態で論述問題に取り組むことは出来ないし、無価値だ。
『考える日本史論述』の使い方は、問題を解いて、解説を熟読する。
その際、どの部分が出来なかったか、どういう部分に注意すればできたのかを自分の中で明確にする。例えば、地租改正や松方デフレを扱った問題があるとする。地租改正による近代的土地所有制度の確立という前提の上で、松方デフレ時に農民が没落していくという話がピンとこなかったなら、地租改正が農民に金納を義務付けたことで貨幣経済に引き込んでいった前提をきちんと理解すべきだ。
『考える日本史論述』の中でも触れられているが、論述問題を解くときにベースとなるのは教科書なので、該当部分を読んで教科書における記述まで確認できるとなおよい。
私は、論述に関係する教科書の記述を探してはラインマーカーを引いていた。こうすること、あとで論述に関係する教科書の記述のみをチェックすることが可能になる。


この問題集を終わらせた後は、論述問題の取り組み方などの基本は身についたはずなので、過去問や(ある場合には)予想問題集を解いて、各大学に沿った対策に移ってもらいたい。


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G戦士

Author:G戦士
昭和60年生。元京大総合人間学部生。現在はアメリカで某プロフェッショナルファームに勤務。

地方公立高校卒業後、半年間のフリーター宅浪を経て、京大に合格。その経験から得た受験勉強法を書き綴っています。
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Sub Author:シロップ
平成2年生。東大文科三類在籍。

都内私立高校後、宅浪を経て、東大に合格。現在はG戦士さんに代わり、ブログの管理の中心を担っています。
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