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村上春樹を英語で読む

村上春樹ハイブ・リット

★収録作品
・レイニー河で/ティム・オブライエン (On the Rainy River/Tim O'Brien)
・ささやかだけれど、役に立つこと/レイモンド・カーヴァー (A Small, Good thing/Raymond Carver)
・レーダーホーゼン/村上春樹 (Lederhosen/Haruki Murakami)



   村上春樹ハイブ・リットを勧められる人は高校生の中のほんのごく一部だろう。英語の実力がかなりあり、小説が好きであり、ある程度暇のある高2生。Blog読者の5%もいないに違いない。けれど、それでもその2,3%に「こういう英語の勉強方法もあるんだよ」と伝えたくなった。これを読んだ私自身が、英語の勉強としても、趣味の読書としても、「ああ、すばらしい時間が過ごせたなあ」と自然に思えたからだ。「こういう勉強が本当の英語の学び方なのだろうなあ」と感じられたからだ。

 ただ、内容に入る前に、もう一度忠告しておくが、97%の読者には関係のない記事だ。受験に集中すべき人はこの記事は無視してくれてかまわない。いや、無視すべきだろう。


 本書の構成はきわめてシンプルかつ合理的だ。ページ左に英文(著名な現代アメリカ作家による英文小説)と、ページ右に和訳(村上春樹による日本語文)、ページ下に難しい文、単語の解説。これだけだ。
 まず挫折する危険がない。普通に英文小説を読むと、分からない単語がたくさん出てきて、辞書を引くのが面倒くさいのだが、本書では横にすぐ訳があるからかなり時間が節約できる。結果、読み続けるのが全然しんどくならない。
 また余計な解説がないから小説それ自体に没入できる。英語を<勉強>している、という感覚はない。ただ小説を<読む>、その楽しさがある。英文なのに。

 そして個人的に一番の発見が、村上春樹の好きな作品はみんな「英語で読んだほうが堪能できる作品」だということだ。これには村上春樹自身による英文小説も含まれると思う。
 正直いって、今まで私は村上春樹の小説・翻訳作品はあまり好きではなかった。あの淡白な文章は何処か嘘くさい感じがしていた。きっとこれは私だけが持った感想だと思う。私にはちょっと独特の小説の味わい方があり、それに村上作品が全く適していなかったに過ぎないからだ。私は頭の中で音読をしながらゆっくりと小説を読む。そしてその音が頭の中でどう響くか、それが小説の好き嫌いを決める。しかし、村上春樹の小説は、小説を頭の中で音声にしたときに、何かすっと抜け落ちていくものが、他の作家の小説に比べて、とてもとても多い気がした。それが嘘くさい、という感覚を生んだのだろう。感覚的すぎる説明で申し訳ないけれども、とりあえずこういう理由があって私は村上作品を敬遠していた。

 しかし今回、英文で彼の作品・彼の翻訳した作品を「英文」で読んで、村上への評価ががらりと変わった。頭の中の音声がとても心地よく響くのだ。思わず声に出してしまうくらいに。これは自分にとってとても新鮮で喜ばしい発見だった。英語は論理的言語であり、経済系の教科書や論文、ニュースなどに適しており、小説や詩等においては純日本人の自分にとって英語はそれほど魅力的な言語ではなかった。けれど今回、日本語作品が英語に翻訳されたもの(ここでいうLederhosen)が、なんと日本語のオリジナルのそれ(レーダーホーゼン)よりも、自分の感情に訴えてきた。純粋に英文を日本語文以上に<読む>ことができた。初めて、日本語ではなく英語で読む理由が、「英語の上達も達成できて一石二鳥」から「ただ純粋に英語で読みたい」になった。「ああ、こんな読む楽しさが結果として英語の上達につながっていくんだ。なんて自然な勉強なのだろう」と思った。

 喋りすぎてしまった、受験には意味のないことなのに。特に村上に関しては、日本語による作品でも十分大好きだという人は多いだろうし、きっと大半の人にとっては私の個人的な感想の羅列としてしか捉えられなかっただろう。まあ、小説なんて好き嫌いがあるからそんなものなんだろう。小説自体まったく読まないって人もいるだろうし。

 ただ本当に優秀な高校生というのは、速読英単語ではなくて、「純粋に読みたい本」を読むべきだと思う。いや、既に読んでいる、あるいは読むべきという意識なしに自然と読んでしまっている人こそが本当に優秀な高校生なのだと思う。そしてそういう学習の方針を自然と確立できた人は、きっと何の苦労も苦痛もなしに、ただ結果として英語の勉強をしてしまっている自分に気づくのだろう。勉強している意識などなく。……しかしこれこそ真の<勉強>ではないだろうか。



 さて今夜も暗記カードがんばりましょうね!(笑)

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G戦士

Author:G戦士
昭和60年生。元京大総合人間学部生。現在はアメリカで某プロフェッショナルファームに勤務。

地方公立高校卒業後、半年間のフリーター宅浪を経て、京大に合格。その経験から得た受験勉強法を書き綴っています。
→詳しいプロフィールへ


Sub Author:シロップ
平成2年生。東大文科三類在籍。

都内私立高校後、宅浪を経て、東大に合格。現在はG戦士さんに代わり、ブログの管理の中心を担っています。
→シロップの詳しいプロフィールへ

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