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品詞分解のすすめ

「品詞分解」


古文において一番大事なものは読解力である。これに異論はないだろう。意味と話の流れさえ正しく分かればそれでいい。しっかり得点という結果が得られるのだから。しかし、古文は外国語も同然。正しく読解するにはフィーリングだけではなく、ある論理的作業が必要になってくる。その作業こそ品詞分解である。どこで品詞が切れているかを判断して、それを元に意味を決定する。この品詞分解なしに古文は解けない。これにも異論はないだろう。


「品詞分解信仰」を捨てろ


品詞分解は大切だ。しかし、品詞分解をしすぎると勉強効率が下がることがある。たとえば、明らかに人名としか思われないものにわざわざ名詞という記述を加えたり、もう見るだけでどういう意味か分かっているのに、識別は重要だからと「なむ」を分解しはじめたりする。しかも、かなり多くの人がこの症状になっている。「品詞分解は必ずためになる」という考えにとらわれてしまっているのだ。


そこに「意義」はあるか?


そこで重要になってくるのが、効率を追い求める精神、すなわち「少しでも無駄をなくしていこうとする工夫」である。前述した人名に記述を加えるような行為は「勉強」でも何でもない。ただの作業、自己満足というものを得る「作業」にすぎない。効率的勉強法とは?で述べてあるように点数につながらないもの、合格という目標と関係のないものは排除すべきなのだ。


「精選」された品詞分解


無駄は排除すべきと言っても、最初は何が無駄で何が有意義かさえ分からないことが多い。長文を見ていてもどこを品詞分解すればよいか分からない。そこで、まずは自分で品詞分解するのではなく、参考書で品詞分解されている箇所を見てほしい。マドンナ古文やゴロで覚える古文単語を見ると、古文を極めた予備校講師が重要な部分だけを精選して品詞分解をして解説をしている。これを読み込み暗記していくうちに、だんだんどこを品詞分解すべきか分かってくる。英語ができる人ほど全訳する箇所が分かっているのと同じだ。


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G戦士

昭和60年生。元京大総合人間学部生。現在はアメリカで某プロフェッショナルファームに勤務。

地方公立高校卒業後、半年間のフリーター宅浪を経て、京大に合格。その経験から得た受験勉強法を書き綴っています。
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