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参考書業界のあり方(ジョブベースセグメンテーション)

参考書業界に物申す byG戦士


本当に良質の参考書がたくさんあった。この記事に書いたもの以外にも色々参考書を見たが、メジャーなもののほとんどは次第点を与えられるものだった。

だが、いかんせん「私が本当にあっている参考書は?」という受験生の素朴な欲求に答える姿勢がない。どの参考書も「これが絶対一番だよ!」という姿勢を崩さない。そして、どれも質がいいからたちが悪い。どれを選べばいいか分からなくなる受験生が多いのも納得だ。

帯に書いてある「偏差値が○○あがった!」とか「センター対策はこれひとつでOK!」とかいったキャッチーなフレーズがそこら中にあふれすぎていて、もはやキャッチーですらなくなってしまっている。 単に受験生を混乱させているだけだ。

ビジネスにはセグメンテーションという用語があるが、これは「自社の事業または製品の市場を、なんらかの顧客の視点でセグメント化(分類)すること」を指す。例えばGyaoは映像の間のCMを視聴者の年齢にあわせて変えている。

参考書業界も例外ではなく、主に「受験生のレベル」や「志望校」によって市場をセグメント化して、それに合わせた参考書を作っている。「英語力が伸びる」とするより、「東大英語対策を徹底的に」というほうが明確で、訴求力があるのです。

だが、私が思うに、現在の参考書業界は上記のようなセグメント化だけではとても生き残れない状況だ。というか、市場、すなわち、受験生達が更なるセグメント化を求めているのではないだろうか。同じセグメントの中に良質の参考書が多数存在しているため、セグメント化自体が無意味なものになっているのだ。

そこで、「レベル」や「志望校」ではなく「ジョブベース」のセグメンテーションを勧めたい。「空き時間を利用して英単語を覚える」というジョブに特化した英単語集、「イラストを見ながら勉強したい」というジョブに答えた講義系参考書などである。

そして、上記のようなセグメンテーションはなにも完全に新しいものではない。既にもうこの流れは確実にあると思う。あの「もえたん」の大成功である。参考書としては異例の売上を見せた「もえたん」は「ほりたん」や「わんたん」などの多くの派生商品を生み出した。しかし、結局成功したのは「もえたん」だけだった。そして、これは何も「先行の利」があったからではない。セグメンテーションの方法が全く異なっていてからだ。

「ほりたん」がホリエモン信者を、わんたんは「犬好き」をターゲットしたが、実は「もえたん」は単に「秋葉系」を対象にしたものではない。仮にそうだったとしろ、成功の理由は他にある。現に、私は「もえたん」をもっている爽やかイケメンを何人も知っている。

「もえたん」は「秋葉系」というセグメントに訴えたわけではない。「アホな題材で楽しみながら勉強したい」というジョブに答えたものなのだ。「ほりたん」や「わんたん」が売れなかったのはそこに必要とされているジョブがなかったからなのだ。

とまあ、かなり強い調子で意見を述べたが、何も「ジョブベースセグメンテーション」だけを強く押すつもりは毛頭ない。他にもっと大事なものがたくさんある。ただ、何を選んでよいか分からない今の現状下で、ジョブベースでセグメンテーションをしていかねばならないは間違いないと思うのだ。

コメント

高校2年生

ありがとうございました
明日にでも行ってみることにします。
とても早い回答ありがとうございました。

akd

>>高校2年生さん
阪急梅田駅にある紀伊国屋(漢字違うかも・・・)がいいと思います。
あとは管理人さんのおっしゃられているジュンク堂がいいと思います

管理人G戦士

>夏休み前に参考書を買おうと思っているのですが、どこの本屋さんが品揃えなどよいでしょうか?

ジュンク堂(四条、BAL)はお勧めですね。というか、参考書類はそこでしか見てないので、そうとしかいえないんですけど。すいません。

高校2年生

オススメの書店
書き込みを始めてさせてもらいます。
夏休み前に参考書を買おうと思っているのですが、どこの本屋さんが品揃えなどよいでしょうか?
ちなみに京都に住んでいるので京都と大阪あたりでもしオススメの本屋さんがありましたら紹介してもらえませんか?
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G戦士

昭和60年生。元京大総合人間学部生。現在はアメリカで某プロフェッショナルファームに勤務。

地方公立高校卒業後、半年間のフリーター宅浪を経て、京大に合格。その経験から得た受験勉強法を書き綴っています。
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